東京の中心でとりあえず叫ぶ

世の中に息苦しさを感じている、20代男女の本音をポロリ

呪いではなく、魔法の言葉を。

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このタイトル、SEO的な観点からだと、かなり最悪ですね。笑

魔法の言葉って何だろう

さて、先日「身の回りにある呪い」について書いたところ(そして一日中考えていた)、友達Mから言われた言葉です。

自分もだれかも、言われて言って、ふっと幸せにできる言葉は全部魔法!呪いではなく、魔法の言葉をいつも使っていたいね♡

朝、会社に行く道すがら、このラインの最後にあった「毎日お疲れ様♪」という言葉を見て、不覚にも朝から涙腺が緩みそうになったのでした。

東京って、なんでもあって、すごく便利。特に他人とのコミュニケーションも必要としないし、ある意味自分に没頭できるように最適化されている。

だから、たまに自分が、自分のことばかりに一生懸命になって、汚染されていることにすら、気づかなくなっている瞬間がある。「お疲れ様」「ありがとう」「ごめんね」、当たり前のようなコミュニケーションを忘れそうになる。

 

英語でも、「綴る」を意味するSPELLは呪文、という意味もある。

日本でも「言霊」って昔から言う。自分の名前を言うと、相手に魂をとられる、と思われていたときもあるそう。

 

TEDをみたり、起業家にあったり、本を読んでいて思うのは、やっぱり言葉は人の心を動かす魔法をもっているなぁ、というもの。

思いのこもった言葉は、心をもってかれる。周りに宣言したことは、やり遂げなきゃな、とおもう。不思議なことに。

言葉は思考を左右する 

きのう、ある元外資系起業の日本代表の話を聞く機会があった。

「まずは、飛びでてみなさい!金魚鉢からでちゃうの!外の世界は、ひろい」

一言でいうと、こんなメッセージ。人は、きっと年齢を重ねるごとに、声に出さない言葉でも(内なる言葉)自分を縛るようになるんだろう。

 

「科学者になりたいの」「ノーベル賞をとる!」、自分の昔を思い返しても、ふざけたことを言っていたんだなぁと思う。数学も苦手なのに。でも、それくらい、自分の中には縛りがなかった。

ある外資系コンサルの代表も言っていた。「みんな、できない言い訳を考えるのは得意なんですよ。苦手に目を向けるのも得意。だから、質問をかえるんです。強みに目を向けられるように。自分では、『あたりまえ』『そんなことない』っていうのが、ものすごい強みの場合があるから。企業も、ひとも」

 

だからこそ、自分の頭のなかにできた枠を、「むりかも」「だめだよ」そんな言葉を潰すために、1人、旅に出てみる。色々な人とあう。むりなら、本や動画や映画……新しい風を自分の中に常にふかすことが大切なのかもしれないなーんて思う今日この頃でした。

消えていった言葉、そして世界たち 

 

最後に。

「言葉の数だけ思考の幅が広がる」と前に何かで読んだ。たしかに、人の思考は言葉ありき。有名な話で、虹は七色!ってよくいうけれど、実際は「三色」っていうひとも海外には多い。

古文なんかに出てくる昔の日本人は、特に色を表現するのが得意だったから、「鴇色」「水浅葱」「麹塵」……これでもか!ってくらいに、色があった。こんな感じに。

日本の伝統色 和色大辞典 - Traditional colors of Japanwww.colordic.org

 

でも、いまはそれを使うことはほとんどないし、頭の中にない。知らないから、表現できない。それだけ、世界が狭くなった。言葉の退化は、思考の幅の退化なんだろう。簡単な文章に流れがちな、普段の自分への戒めもこめて。